身体的能力の診断

職業によっては一定の身体的能力が要求されるものがあり、その様な職業では適性診断として身体的能力の診断が行なわれます。
代表的なものでは公共交通機関の運転士や航空機のパイロットになるには、四肢の運動能力の他、視力や聴力、色覚などが一定レベル以上である事が、その仕事に就ける条件になります。
これは身体的に障害のある人を差別しているのではなく、障害がある事が大きな事故の引き金になる危険性があるからです。
例えば電車の運転士が色弱だと信号の赤、青の区別が出来ませんね。
その結果信号を見誤ってそのまま突っ走り重大な事故を起こせば、本人だけでなく乗客の生命にも関わります。
又、事故を防止する為には公共交通機関の運転士や航空機のパイロットの様な職業では身体的能力の他、その時々の健康状態も万全である事が求められます。
ですからこの様な職業では健康診断も普通のサラリーマンの様に年に1~2回ではなく、基本的には乗務の都度行なわれます。
しかし個人の体調は本人にしか分かりませんので、まれには運転士が急病になった事が原因の事故もあります。
なかなか難しいですね。
就職に際して身体的能力の診断が必要な職業はその他にも、警察官、自衛官、消防士、各種スポーツ指導員など様々あります。
身体的能力というのは親からの遺伝や持って生まれた体質に起因するものも多く、就業年齢に達してから如何に努力をしても最早どうしようもないというのが普通です。
ですから募集要項に書かれた応募条件を読んで、身体的能力が合致していない場合は応募を諦めるしかありませんね。
ただIT革命は様々な職業でかっての常識に大きな変化を引き起こしています。
その結果以前は体力的に無理として女性が締め出されていた様な職場にも現在では女性が進出している様に、身体的能力に関する要件が大幅に緩和されている場合があります。
又、同じ職業でも職種によって求められる身体的能力が異なる場合があります。
ですから仮に自分の身体的能力に問題があっても、やりたい職業の募集があれば一度問い合せて見るのが良いと思います。
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